介護職が法令遵守違反になるケースとは

施設で虐待を働いていた、というニュースや新聞をみたことがある人もいるでしょう。介護施設は、元気な人から要介護になっている人までたくさんの利用者さんが暮らしている所です。地方の行政の補助で賄っている介護施設では、慢性的な人手不足になっているところが少なくありません。

人は体力や睡眠が不十分だと防衛反応で体の危機を感じ暴力的になる、という結果が医学的に証明されています。虐待をしている人はもちろん罪なのですが、その人が虐待をせざるを得なかった理由によっては同類の罪を追う他の人が出てくる場合があります。

つまり、毎日の過剰な残業と仕事量の多さがだんだんその人の五感を奪っていき次第に自律神経失調症となります。人によっては、自律神経が乱れると寝不足や夜になっても眠れない症状などにつながります。すると普段温厚だった介護職員も、イライラが増え次第に乱暴になっていくのです。虐待は肉体的な暴力だけではなく、言葉の暴力、環境的暴力、性的暴力、などいろいろ考えられます。

これを聞いて、「暴力をふるった介護職員が悪いのだから彼だけが罪に問われるべきだ」と考える人がいた場合、それは間違いです。これらの問題は、虐待が行われてしまった原因があり、その原因は疲労困憊であるにも関わらず過剰労働になった介護施設の責任者にも非があるのです。こうした社会的問題は、一つの原因で起こる事は珍しく、発生する前に阻止するには定期的な研修や、普段からの法令遵守が大切なのです。